そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

小説

犬村小六『とある飛空士への恋歌』感想 

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)作者: 犬村小六,森沢晴行出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/02/19メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 98回この商品を含むブログ (169件) を見る主人公のカルエルくんは元皇子。革命により両親を失い、自分もそのうち適…

蒼山サグ『ロウきゅーぶ!』その3 女子小学生のモラトリアムを守る高校生。

今日も飽きずに『ロウきゅーぶ!』のことを書く。 半年ぐらいはおすすめ!と叫び続けようと思います。主人公の事しか言っていないので、ヒロイン達についても何か書く。ロウきゅーぶ! (電撃文庫)作者: 蒼山サグ,てぃんくる出版社/メーカー: アスキーメディア…

蒼山サグ『ロウきゅーぶ!』その2 すべてを失った男の復活劇

何だか知らないけどやたらと気に入ったので、もうちょっと書く。 ロウきゅーぶ! (電撃文庫)作者: 蒼山サグ,てぃんくる出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 1,058回この商品を含むブログ (165件) …

蒼山サグ『ロウきゅーぶ!』その1 感想

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)作者: 蒼山サグ,てぃんくる出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 1,058回この商品を含むブログ (165件) を見る 高校入学とともに部長のロリコン疑惑で部活を失った長谷川…

ライトノベル原作アニメに思うこと。その2

うまくまとまらないのでとりあえずメモ。 ライトノベルの最初の1巻は、ライトノベルの中で最もアニメ化に向かない物なのではないか 「これはこういう話なんだ」という物語の前提が視聴者に理解されるための閾値が、絵で表現されるメディアで発表される前提…

ライトノベル原作アニメを見ていて思うこと。

2008年の春ごろから縁あってアニメをよく見るようになって。僕は基本的にSF寄りのライトノベル読みなので、ライトノベル原作アニメをちょっと気にして見ているのですが。ライトノベルは内容は色々ありますが、連載ではなく書き下ろしの文庫本で刊行さ…

『坂の上の雲』司馬遼太郎 自分の歴史認識の薄さにモヤモヤ

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/01/10メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 168回この商品を含むブログ (473件) を見る3連休まともに休めたので、1巻から8巻ぶっ続けで読んでみました。おもしろ…

『カラマーゾフの兄弟』2巻 感想

人々が救われるのは、つねに救おうとする者の死後のことである。 カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/11/09メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 89回この商品を含むブログ (194件…

ラノベナツ100

漫画だと100冊も出てこないので勝手にラノベでもやってみる。 漫画ナツ100は下にあります。自分ルール 完結(もしくは未完で2年以上経過)したラノベが対象。10巻以内。一作家基本的に一作品。ラノベの定義はあまり深く考えない。ちなみに僕がラノベを…

『傷物語』

『傷物語』西尾維新 新雑誌『パンドラ』に掲載されていた。読んでいてふと思ったのだけど、阿良々木くんのネーミングの元ネタはもしかして荒木飛呂彦氏だろうか。 阿良々木→荒木 双子の妹がいる→荒木氏にも双子の妹がいる 吸血鬼→荒木氏はその若々しさから吸…

『不気味で素朴な囲われた世界』

『不気味で素朴な囲われた世界』西尾維新前作と比べて、登場人物のキャラクターが定まってなかったり、あきらかに会話が空回ってるあたりが、おそらく中学生と高校生の違いなんだろうとおもった。 中学生ってこういう寒い会話するする。