蒼山サグ『ロウきゅーぶ！』その１ 感想

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

　高校入学とともに部長のロリコン疑惑で部活を失った長谷川昴。ただでさえ小学校の話題はタブーなのに気づけばなぜか小学校女子バスケ部コーチに就任って！？
「ん？　パンツなら心配ないよ、ほらっ」「やっぱり、でか女なんだわたしっ！」「あの、そ、そろそろご指導のほうを…」「色々面白くなってきたわね、ふふ」
個性的な五人の猛烈アピールに、振り回されっぱなしながらも、それぞれの想いを守るため昴はついに男を魅せる！
　小学生の女子だって悩みは多いのです。そんな彼女たちに翻弄されまくっちゃうさわやかローリング・スポコメディ！

あらすじより引用

帯に書かれている文句、「少女はスポコン！コーチはロリコン！？」は名言。今の日本でラノベを読む人間、ロリコンを前面にだして、避ける人数より、興味を持つ人数のほうが多いでしょう。手にとらせて、読んでもらえれば勝ちですよ。読んでさえもらえれば、面白いので文句も言われまい。

電撃文庫、今年の新人で一押し。
何がすごいって、表紙と帯からは信じられないくらい、まともな倫理観がある世界で、まともな登場人物達がスポーツしているんです。
読んでてかなりほっとした。

ロリコンの方もそうでない方もジャンジャン買えばよいと思います。
僕は一発でこの方のファンにになったので、いっぱい売れて、これからたくさん面白い本を出して頂きたいです。

また世界がひとつ面白くなった。