そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

4月のMW文庫感想。

3月分はまだ読んでないのです。
今月も感想ともいえないなにやらをかく。
5月は既にMW文庫で1冊出してる方々だし冊数も4冊なのでちょっとおちついて読めるね。


柴村仁『セイジャの式日

セイジャの式日 (メディアワークス文庫)

セイジャの式日 (メディアワークス文庫)

この作品自体は部活もの、ではないんだけど。最後のおはなし、由良くんが母校へ教育実習に行くエピソードは、部活という場に保存されるもの、由良くんから見た後輩、後輩からみた由良くんを通じて見えてくる、ありえたかもしれない可能性と、これからありえるだろう豊かな未来を感じられるよいお話でした。『プシュケの涙』から3冊、あらかじめ失われたところから始まった物語は、これでほんとうにおしまい。電撃文庫で1冊目が出たときは見逃してたので、MW文庫が出たおかげで読めてよかったよかった。



野崎まど『舞面真面とお面の女』

舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)

舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)

崎の字が違うけど気にしない。この人の作品の欠点として「薄い」というのをあげたらおこられるだろうか。いや、物理的に。
田舎の旧家(だったっけ?)で曽祖父の残した遺言をといて遺産をゲットだぜなおはなし。



海嶋怜『たんぽぽのまもり人』

たんぽぽのまもり人 (メディアワークス文庫)

たんぽぽのまもり人 (メディアワークス文庫)

今月の新人さん。現代もの。人間にはみんな守護霊がついてるぜな世界。そういや最近スピリチュアル関係の本をちょっと読んでみたいのだった。今度図書館で探してこよう。



北野勇作『メイド・ロード・リロード』

ハヤカワで折り紙本が売れなかったことで有名な北野さん。ラノベを読んできて初めて、外で読むときにカバーをつけようかと迷った。
面白いところもあったのだけど、これをやったら面白くないって書いた上で自分でやって案の定面白くないのは誰が得をするの……。


以上。