『坂の上の雲』司馬遼太郎 自分の歴史認識の薄さにモヤモヤ

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

３連休まともに休めたので、１巻から８巻ぶっ続けで読んでみました。おもしろかったです。
この本は日露戦争終結までのお話なのですが、日露戦争に勝利したこと自体は運が大きいのだけれどその運をつかみ取れるだけの日本を作り上げたのは、明治人の強い目的意識の賜物だとは思うのですよ。
で、太平洋戦争終結時の日本人に対して、僕は「何でそんなに腐ったんだよ」というような感情をもってしまっていたのですが、そう思っている根拠を問われた時、さっぱり答えられなかったのです。
どうやら僕は、戦争に勝ったから良い思想、負けたから悪い思想というような程度の認識をしてしまっていたようでちょっと愕然。そりゃないよー。

ナショナリズムに対しての立ち位置は、定まっていません。現状意見保留としかいえない。
ちゃんと勉強します。