そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

『細野晴臣 J-POPを聴く』みんなもっと色々見ろ聴け読め。


その1 「SEAMO-MOTHER 青山テルマSoulJa

その2 「Perfume - Love the World

その3 「SHEN - Always Summer〜自分らしく生きる ために〜」

その4  日本のヒップホップ、Perfume 総括



面白かった。

「今は色んな音楽は無い。どれもおんなじ。順番に出てきて消費されるだけ。感想は無いです」
「今の音楽家はみんな良い子で困っちゃう。つまんないからけなしたいのに」

宮崎駿も同じような事言ってたな。あの人はけなすけど。

怒るというより完全に気が抜けちゃってる細野さん。



P27より
(略)それはいいとして、金を払ってこんなひどいパルプ雑誌を買って詠んでいた読者だって大きな口は利けない。ひどいものである。
送り手にしてみれば、とにかく雑誌なり本なりを出せばそこそこ売れるから出すまでの事。
書く方もひどければ、それに満足する読者のレベルだってひどいわけである。
要するに、その時代の大衆向けの”いわゆる”SFは、送り手も受け手もレベルはその程度だった……というそれだけのことなのだ。




やっぱり上の世代*1は大量に見て、聞いた上で作品を作っているというのが大きいのだろうな。細野さんもだけど若い頃の大滝詠一の音楽オタっぷりとかすごい。

最近の作り手が勉強不足…なのかはなんともいえない。いつだってどこだってオタクはいる。全体として薄くはなっているような気はする。
最近の人が音楽聴く量減ってるかといえば、ipodとか普及してるしそうでもない気がするけど、そもそも現在のJ-POPがつまらないことに気付く知識量すらない層が大きいんだろうなーとか。
作り手と消費者がどちらかというのではなく、一緒にダメになっていってるんだろう。普通普通。



別に新しいこといってるわけでもないけど色々再確認。見れ。上の細野さんの発言引用部分はなんか特に内容ないけど、他にも色々面白いこと言っていたし。

*1:とくくったらあれだけど