そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

MW文庫雑感

今月創刊したメディアワークス文庫の新刊8冊を買ってきて読みました。どれもよかったです。

ライトノベル」を云々する向きには特に抑える必要はないと思うけれど、ちょっと電車に乗る直前に1冊適当に買ったりする向きにはラノベ読者に限らず全層向けにとても良いかな。初回だからというのもあるけれど。只背表紙がかっこよくない。本棚に青背が一列並んだらよし、今日は寝るかとなるけど、MW文庫だともうちょっと整理するか、ってなるかんじ。

小学校で夏休み前にある書籍注文とかに、MW文庫がまじるようになったりすると楽しいな。ライトノベルを混ぜるわけには多分いかないと思うんだけど、このレーベルだといけるだろうし。今月読んだ分だと、高学年向けの中に入ってても違和感がない。

せっかく書いたので一言感想をはっておく。みてまわったら大体似たような感想だった。


古橋秀之『龍盤七朝 ケルベロス

MW文庫全部読んでみたけど、最後に読んだこれ一冊で持っていかれた。
覇王ラガンが出てきただけで笑いが止まらない。


杉井光『すべての愛がゆるされる島』

杉井さんはなんでもかけるのだなあといったかんじ。


有川浩シアター!

シアター! (メディアワークス文庫)

シアター! (メディアワークス文庫)

図書館戦争の有川さん。解散の危機を迎えた小劇団が、黒字化を目指して奮闘する話。ヒロインが声優で、図書館戦争に出演されてた某声優さんをおもい浮かべて読んであとがきを見たらそれであってた。


野崎まど『[映]アムリタ』

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

表紙にだまされて買うと中身は初期西尾維新です。おもしろかった。西尾フォロワーの中ではペンネームのセンスがよいような気がする。


壁井ユカコ『カスタム・チャイルド ―罪と罰―』

カスタムチャイルドの続編。これ1冊でも読める。綾波レイがでてくる。


入間人間『探偵・花咲太郎は閃かない』

ロリコン探偵が主人公なのだけど、口でロリコンロリコンいってるわりに文章からロリコン臭が漂わないので残念。作者がロリコンじゃないのだろうなあ。


渡瀬草一郎陰陽ノ京月風譚 黒方の鬼』

陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 (メディアワークス文庫)

陰陽ノ京 月風譚 黒方の鬼 (メディアワークス文庫)

陰陽ノ京の続きが久々に。伯家の娘さん出ない…。しかし吉平と貴年の低年齢カップルがでてるのでわりと満足。


有間カオル『太陽のあくび』

太陽のあくび (メディアワークス文庫)

太陽のあくび (メディアワークス文庫)

農家の子供たちがみかんを売ろうと奮闘する話。おもしろかったです。僕のまとめ方はいいかげんだなあ。面白いあらすじを書ける人はすごいなあはじCさんとか。