そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

1月のMW文庫感想。

表紙が全体的に落ち着いた色で、書店で陳列されているとわりと周りにまぎれて目立たない。それが良いことなのか悪いことなのかわからないけれど。
書店で見る限りでは新人さんの作品も結構売れていて、来月以降も楽しみ。
ところで、背表紙のデザインがよくないのであまり買う気がしないという話を聞きますし僕も以前書きましたが、購入者のマスには本棚に本を並べる、本棚が必要なほどたくさん本を買うという発想がそんなになかったりするのではないかと思った。だとあんまり背表紙って関係ないかも。


時雨沢恵一『お茶が運ばれてくるまでに』

良い黒星さんのイラスト集でした。


甲田学人『夜魔―怪―』

夜魔―怪 (メディアワークス文庫)

夜魔―怪 (メディアワークス文庫)

文庫落ち+書き下ろし。ハードカバー持ってる……。書き下ろしは一本のある桜にまつわるお話を、電撃文庫にて発売された『夜魔―奇―』とにそれぞれ収録。両方買いましょう。


綾崎隼『蒼空時雨』

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)

新人さん。青春群像劇という言葉に最近もやっとくるようになったのは僕の問題で作品に特に関係はない。二度と戻りたくはないあの頃の続きを生きる、20代の若者たちのお話。面白かった。あらすじは明らかに嘘が書いてあるので、ミステリ的にフェアでない気がする。あんまりよくない。
零央くんはハードボイルド適正を持っているので、彼を主人公にした延々恋がやぶれまくる続編がよみたい!


菱田愛日『空の彼方』

空の彼方 (メディアワークス文庫)

空の彼方 (メディアワークス文庫)

新人さん。楽しく読めました。


紅玉いづき『ガーデン・ロスト』

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)

紅玉さんが「少女」小説を書いた!