J・P・ホーガン『星を継ぐもの』
あらすじ
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1980/05/23
- メディア: 文庫
- 購入: 207人 クリック: 2,160回
- この商品を含むブログ (481件) を見る
公式より引用
「月面で発見された真紅の宇宙服をまとった死体。だが綿密な調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもなければ、ましてやこの世界の住人でもなかった。彼は五万年前に死亡していたのだ!一方、木星の衛星ガニメデで、地球の物ではない宇宙船の残骸が発見される。関連は? J・P・ホーガンがこの一作をもって現代ハードSFの巨星となった傑作長編!」
ホーガンを一冊も読んだ事なかったのでぼちぼち読んでいます。
21世紀末。人種、信教は拡散し、食料問題も技術的革新により解決。国家間紛争は殆どなくなり全世界的に軍縮が進み、人類は有り余ったリソースを宇宙開発に向け始めていた。そんな幸福な時代のお話。
技術や思想でどうこうなる話ではなくて謎解きがメイン。
聞くところによると、ホーガンの熱烈なファンはガチのSF読みよりも、SFも読むミステリ読みに多いそうですが、言われてみればそんなかんじかも。
楽観的な未来観、人間観は今読むとちょっとすっきりとは受け入れられないかもしれないですが、それはともかく面白かったです。