１２月のアイドルと読書。 - そこなしハッピーエンド４

ざざっと。

３日ももいろクローバーＺ in ZeppTokyo

久しぶりのももクロちゃん。前は被せアリだったのがいつのまにか殆ど生歌になっていて驚いた。２０１１年一番現場に足を運んだのはももクロちゃんでしたが、毎回何かしら変化があるのでマンネリにならずに楽しめたなあ。
ただももクリでもそうだったけど、百田夏菜子さんの声が１曲目の入りからしばらくは安定しないのが気になる。
アンコールあっさりと２曲でおわったと思ったら、『ウレロ☆未確認少女』の最終回用の収録で劇中アイドルＵＦＩとしてのパフォーマンスがダブルアンコールで行われた。お客さんがみんなＵＦＩ用のコール対応してて予習すごい。

２２日 NMB48 2期生公演『PARTYが始まるよ』

２期生のねっちこと瀧山あかねさん卒業公演だったので大阪まで遠征。７月にチームＮ２ｎｄ公演観に行って以来２度目のＮＭＢ劇場公演。アイドルのためだけに午後半休とって新幹線で大阪→公演終わってすぐに高速バスに乗って東京へ戻って仕事という強行軍を年末に初体験できた。
演目は『PARTYが始まるよ』というＡＫＢで一番古いもので、ちょっと予習する時間がなくてシングルカットされた曲聴いたことある以外はまったく知らない状態での観劇。後から気づきましたが、１２月に初演された演目を１２月に観劇できるという幸運に恵まれていたのですね。
PARTY公演はクリスマスを意識した演目であることからキリスト教的なモチーフが当然盛り込まれていて、１曲目「PARTYが始まるよ」の幸せしかないような曲からも漂う少しの不幸の匂いが今から面白いものを私たちがつくっていくんだというメンバーたちの気合い、気負いと合わさって泣きたくなるような雰囲気でした。というか泣いた。幕が開いて２秒で泣いた。
村上文香ちゃんにピアノ、與儀ケイラちゃん歌の６曲目「あなたとクリスマスイブ」は、ケイラちゃんの天性のルックスによる説得力と文香ちゃんの表情が良かった。あとやっぱりキリスト教的な一点からの光の投射で神の存在を実感させるような演出が単純にヤバかった。ほんとは島田玲奈さんが歌でケイラちゃんは代役らしいですが。
ＡＫＢという、女の子がひどい目に遭っているのを見て楽しむ娯楽という一面を持つプロジェクトの中で、ＮＭＢ４８はひたすらに可愛くて幸せな女の子たちを安心して見られるのが少なくとも２０１１年前半までの特徴だった。２期生も全体的にはそのような雰囲気に見える。そんな中、村上文香ちゃんは陽中の陰というか特異点的に本気で辛そうな表情が見せられるという特徴があって、多分彼女の存在が２期生の全体的に悲壮感が足りないと言われるステージを引き締めているのだと思う。なんとなくキャプテンには選ばれなかった理由はわかるような気がする。島田玲奈さんがどんな子なのか、まだ全然知らないからそっちが妥当なのかはわからないけれど。
ＭＣの時も卒業のことには触れずにねっちにできるだけ喋る機会を与えようと話題を振ったり、アンコール後のトークの時一番つらそうな顔をしながらねっちのことを見ていた文香ちゃんのことが一番印象に残った公演だった。

２期生の最前列メンバーの中で唯一選抜に入っていない為殆ど知らなかった谷川愛梨ちゃんのパフォーマンスを初めて見る。
センターに城でその隣にケイラと文香、両端を矢倉楓子ちゃんと谷川愛梨ちゃんという並びが基本。
ステージの両端で、駄々漏れ感のある表情とアピール力の高いダンスの矢倉楓子ちゃんと、短髪でボーイッシュな雰囲気なのにやたらめったらキュートに踊る谷川愛梨ちゃんがいることでステージ全体が華やかになってた。こんなすごい子いるのに全然表に出てなんだ！　とびっくり。
バラエティだけ見てるとこの子大丈夫なのかと不安になる城がセンターにいることの意味も２期生の中心メンバーのパフォーマンスをみると理解できてきて、両端の二人はくどいしケイラは強すぎて全体バランスが崩れる、村上文香ちゃんは真ん中にいないことに意味があるとなると何が来ても潰れず他を潰さない人選は城しかなかったんだなとよくわかった。ただ城の怖いものなし感は本物なのかまだ思春期来てないだけなのかよくわからないので、なんか今後自意識の芽生える瞬間みたいのがみれそうで大変愉快ですね。

アンコールのＮＭＢシングル曲メドレーはなんだかんだで一番楽しい時間でした。いつのまにか思ってた以上にＮＭＢの曲を好きになっていたらしい。自分たちの曲をやっている時がやっぱり一番キラキラしてたしね。

５曲目「クラスメイト」"ねえ　このまま　どこまでも　歩いて行けるかな？　まっすぐ　未来まで卒業しても　変わらずそばにいて"なんて歌詞をうたわせるユニット曲に参加してるねっちが卒業というなんかこういうできすぎた感を演出するために秋元康はやたら別れの曲をかくのですねというのはともかく、ねっちのステージを生で観たのはこれが最初で最後になってしまったのだねえ。きっと戻ってくると本人は言っていたけれど、そして戻ってきた子もいなくはないのがＡＫＢだけど。
全体的に身長の低いアイドルさん達から、またひとりグループで一番背の高い子が去ったねえ。今までありがとう。

全体として、演目を生かしたパフォーマンスを行なっていたように感じたのですが、ネットで初日公演のレポ見たり１２月１４日の東京出張公演レポをＢＵＢＫＡで読んだ限りでは悲壮感や緊張感のなさこそがＮＭＢ２期生PARTY公演の特徴として語られていて、微妙に自分が観たものと印象が繋がらないので首をかしげています。卒業公演だったから偶然ああだったのか、今の２期生の空気なのかは判断しきれないのですが、もしかしたら変わっていく途中を見ることができたのかな。

２５日ももいろクローバーZ ももいろクリスマスinさいたまスーパーアリーナ

さいたまスーパーアリーナはでかすぎるだろうと思っていたら、始まってみたらかなり後ろにいたのに思った以上にステージが近く客席がせまく感じる。むしろ視界が開けてるぶんだけZeppとかで見るより良かった。
オープニングのＣＧに合わせて動くの流行ってるのか紅白で嵐も同じ事やってた。
一時間ぐらい押した影響で「走れ！」が聞けなかったのと、演出でライブがぶつ切りになってたの以外は文句なしに楽しかったです！
モーレツ宇宙海賊でももクロの曲が使われるということで、これはAKB0048と続いてアイドルとＳＦを文脈つなげられるので部屋が用意できますね。去年はマジすかをSFと言いはる理路が用意出来なかった。