岡田淳『選ばなかった冒険―光の石の伝説―』
選ばなかった冒険―光の石の伝説 (偕成社ワンダーランド (17))
- 作者: 岡田淳
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: 単行本
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学とあかりは、保健室に行く途中、学校の階段から「光の石の伝説」の世界にワープしてしまう。
そこは闇の王の支配するダンジョンの世界だった。カバーのあらすじより引用
たしか、僕が小学生の時に、夏休み読書用の書籍注文で買った本。だから読んでる人はもう読んでるだろうなという気がする。
偕成社ワンダーランドって楽しかったよね。『精霊の守り人』も偕成社ワンダーランドだった。
実家から持ってきた本の中に入っていたので紹介。
「光の石の伝説」というゲームをプレイしていた同じ小学校の生徒達が、学校がそのままダンジョン化し、「光の石の伝説」の設定に規定された世界に迷い込んでしまうお話。この世界から脱出する方法は、闇の王が持っている光の石を手に入れることとされています。
理不尽にRPGの世界に放り込まれた子ども達。学は、格闘訓練をしたりしているうちにこの世界を楽しみはじめるのですが、ゲームをプレイしていないのにこの世界に巻き込まれたあかりは、疑問を抱えたまますごしていきます。
そして色々どんでん返しがあったり。
大概、図書館にあるので、読んでみても面白いかもです。
NPC、敵キャラの設定について。
後半のどんでん返しのひとつなので、でっかいネタバレですが気にしないで書きます。一番最初に出てくる最弱の敵であるフクロハリネズミと、闇の王直属の狼顔な戦闘員は、全員同じ小学校の生徒です。ゲーム世界に巻き込まれるタイプのお話でのNPCの扱いについて、最近話題があったような気がするので書いておきます。
以上。