十文字青『ヴァンパイアノイズム』

ヴァンパイアノイズム (一迅社文庫)

何もかも取り返しの付く青春物語。

十文字青さんの小説は『ぷりるん』と今作しか読んでいないので、どういう作家さんなのかはよく知らない。
その為、読みはじめた時はあまりに直球な高校生の描写を新手の黒歴史ギャグかと思ったが、それはこちらの穿ちすぎだったようでリアルな*1高校生描写であったようだ。
やはり若者は星空見上げて青春語りをせねばならぬらしい。バンプオブチキンは偉大。

*1:今現在の高校生というよりは今の２０代前半が高校生の頃、のような気もする