そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

プリティーリズムファン向け夏コミペーパーvol.2転載(Prizmmy☆)

夏コミでプリティーリズム本を出していた魔界戦線さんに置いて頂いた無料配布ペーパーの内容を転載します。アニメを見ていた人向けに書いたので、プリティーリズムについての説明がまったく足りてませんがご容赦を。

●Prizmmy☆
 『プリティーリズム』シリーズを見てきた人なら誰でも知っているガールズヴォーカル&ダンスユニット、「Prizmmy☆」について書きます。
 Prizmmy☆は『オーロラドリーム』のAパート前とBパート後に挿入される、毎週さまざまなお題をこなしながらデビューを目指す実写パートに出演していた子役のれいな、みあ、かりんの3人組ユニット「プリズムメイツ」を前身とし、のちに新メンバーのあやみを加えて結成されたユニットです。『オーロラドリーム』第4クールエンディング「Everybody's Gonna be Happy」を歌い、後のシリーズでも多くの楽曲を担当しました。プリティーリズムシリーズの実写パートはweb配信される際に『オーロラドリーム』では後半パートのみ収録、他2作では全編カットされているため、毎週放送されていた彼女たちの成長の様子はリアルタイム視聴組の思い出の中にしか今のところ存在しませんが、『オーロラドリーム』と『プリパラ』の実写エンディング映像を見比べるだけでも、おもいっきり子供だった当時の彼女たちと今の最高にカッコよい彼女達を対比することは可能です。
 2014年3月、『レインボーライブ』の放送終了と時を同じくして最年少メンバーのあやみが卒業。卒業ライブは「Dear My Future」と銘打たれ、『ディアマイフューチャー』劇中で上葉みあがMARsのショーに乱入したのと同じ会場、お台場ヴィーナスフォート教会広場で行われました。実在する人間に物語を読み込む行為の是非はともかく、Prizmmy☆が最もプリティーリズムに寄り添って活動してきたグループであることは疑いの余地はなく、そんな彼女たちへのエールを彼女たちをモデルにしたキャラクターが主人公の『ディアマイフューチャー』や、プリティーリズムシリーズ全体から受け取る視聴態度も存在したことを書き残してもバチはあたらないでしょう。あやみーみの未来に彼女らしい選択と良い出会いがあることを祈ります。
 Prizmmy☆はプリティーリズムと現実を繋いでくれている。劇中に出てきた教会広場や、原宿に実店舗が存在するプリズムストーン店内にあるステージ、おもちゃショーなど視聴者層の子供のために行われるライブに行けば、プリズムジャンプは跳ばなくても今そこで憧れとして機能している彼女たちを見ることができる。『レインボーライブ』視聴者には「課題曲」と呼ばれ親しまれている「BOY MEETS GIRL」を劇中でなるちゃん達やボーイズが踊ったのと同じ振付で踊っているので、見るとちょっと感動する。なにより、3年という長い間ひとつのアニメシリーズに寄り添って来ながらもまだ全員中学生の彼女たちを見ていると、『レインボーライブ』最終話の物語が終わった後も何も終わらないで続いていてくれるくれるあの感覚、それをいまでもずっと与えてくれるしこれからもそうだと信じさせてくれる。
 4月に妹分ユニット「プリズム☆メイツ」のメンバーひながPrizmmy☆に加入が発表され、Prizmmy☆とプリズム☆メイツあわせて12人でのユニットPrism☆Boxとしても活動中。パフォーマンスを見る機会は秋葉カルチャーズ劇場での定期ライブを中心に月数回ありますが、タカラトミー関連のイベントやオーディションイベントのゲスト等、出演時間の短いイベントが殆どで2、3曲しかやらないことが多いです。それでも物足りなさを感じたことは一度もありません。『レインボーライブ』主題歌として使われたTRF3部作に代表されるmichitomo氏作曲担当の最近の楽曲を中心に、振りコピ出来ないような高度なダンスパート、子供でも簡単に真似できるサビの振り付け、ゴリゴリのダンスミュージック、何より最高の笑顔を見せてくれる彼女たちのステージを見るといつだって幸せになれます。最新曲「Jumpin'! Dancin'!」のサビでジャンプするの無茶苦茶楽しいので一度は体験してもらいたいところ。
 1曲だけでも楽しませるパワーがあるPrizmmy☆のパフォーマンスはアニサマとかとも相性がよいと思われるので、いつかたくさんのアニメファンにもライブを観てもらえる機会があるといいな。ちょうど声優さんがたくさん出演するプリパラクリスマスイベントが発表されたしみんなで遊びに行きませんか。それでは。
20140817 木山茜
(20140930加筆修正)