Ｊコミ掲載ライトノベル第2弾 有里紅良/夢来鳥ねむ『アンダー・ヘブンズふぁみりぃ』（電撃文庫）

赤松健さんが立ち上げた絶版マンガ共有サイト『Ｊコミ』に、笹本祐一『スターダスト・シティ』に続いて２作目のライトノベルが掲載されていました。
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笹本さんの作品はまだライトノベルという言葉が一般につかわれるようになる前のものでしたが、今回アップロードされた作品は出版年月が２００１年9月とわりあい新しく出版元も電撃文庫と、なにか、ライトノベルがアップされたという実感が沸きます。

アンダー・ヘブンズふぁみりぃ (電撃文庫)

漫画１話＋小説３話の収録で、書き下ろし１本以外は電撃ｈｐに掲載され、その後電撃文庫にてまとまったものです。有里さんはその他に、ラルフィリア・サーガというファンタジー小説の短編を電撃ｈｐに２回載せてますね。電撃文庫では『ラルフィリア・サーガ』２巻（未完、同人での続編はいくつかあり）、『ＨＡＵＮＴＥＤじゃんくしょん』（夢来鳥ねむ作の漫画の過去編）『桃と鬼の轍―なぞらえ屋秘匿文書』（同名演劇のノベライズ）が刊行されています。

漫画家の夢来鳥ねむさんとのコンビでの活動が多く、『物の怪らんちき戦争』での解題コラム（練馬トメ名義）、『緋翔伝』の巻末小説などを記憶されてる方も多いのではないでしょうか。コミックコンプ→ガオ引き抜きを目の当たりにした世代に。
また、創作集団ら・むうんとして、夢来鳥ねむ作品の同人展開や、演劇、オーディエンス参加型イベントの開催など幅広く活動されています。
個人的には、初めて地元の図書館で取り寄せてもらった本が『ラルフィリア・サーガ』だったので、印象に残ってます。

で、今回掲載された『アンダー・へブンズふぁみりぃ』は、『ＨＡＵＮＴＥＤじゃんくしょん』では中学生だったフェスくん、メフィスト＝フェレス・ファーストが小学生の頃のメフィスト＝フェレス一家のお話。単体で読めます。続編として電撃コミックガオ！　にて『円陣とらぶる！』が連載されていたので気に入ったらそちらもどうぞ。