そこなしハッピーエンド4

本の話とかアイドルの話とか。

瀬尾つかさ『クジラのソラ』感想

クジラのソラ 01 (富士見ファンタジア文庫)

クジラのソラ 01 (富士見ファンタジア文庫)

あらすじ
圧倒的武力を持った異星人に対し、人類が全面降伏してから10年。
しかし、異星人により人類に課せられた事はそう多くはなかった。
3人1組のチームで行われる、宇宙空間での艦隊戦を模擬した《ゲーム》の開催。
そして優勝国チームは、異星人の技術提供と引き換えに、宇宙艦隊に徴兵されるということ。

宇宙へと旅立った兄の背中を追う少女、雫は、同じく《ゲーム》によって家族や友人を宇宙へと見送ることとなった少年少女と出会い、そして共に戦っていく。

既に2年ほど前に完結していたラノベですが、出会いがなかったので先月知って読んでました。
幼年期の終わり』で『エンダーのゲーム』ですよ、と言ってしまえば、どんな話かは伝わる気がします。SF!SF!

天才や、次代の人類があふれる中で、主人公の雫はそのどちらでもないのですが、しかし彼女の意地と横暴が世界を変える。宇宙人が攻めてこようが、人類が一致団結しないのはもはや当然な昨今、楽しい答えを見られました。

最終巻のエピローグは素敵。地球人類とnot人型な地球外知的生命体のイチャラブ!

瀬尾つかささんは今月新刊を2冊出しておられて、すでに買ってあるので読むのが楽しみです。


宇宙(そら)をかける少女〈上巻〉 (一迅社文庫)

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白夢 放課後の霧使い (富士見ファンタジア文庫)

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